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2012年12月 3日 (月)

不注意なアメリカ人

先日、アメリカ人が不注意だから運転が下手なのでは、という事を書きました。今日はアメリカ人がどのぐらい不注意なのか、について書いてみようと思います。アメリカ人と会話をしていてよくあるのがアメリカ人の聞き違い。よく「え?今、何を言ったの?」とか「もう一度言って?」とかいう事があります。それも何でもない事で。他にも話をしていてどうも勘違いをしている、という事もあります。結構、個人差がある事なのですがその為にいろいろと説明が多くしなければならない事がありますが、よくよく考えたら不注意な人にそういう傾向がある様です。これもいかに注意をはらっていないか、という事に起因するのでは?と思われます。

実験室で学生を見ているとその傾向がよくわかります。よくあるのが学生が薬品の入っている戸棚を開けて何かを探しています。僕は数メートル離れた所から見ていて「目の前にあるじゃないか」という事があるのですがそれでもどの瓶なのかわからない。仕方がないから結局、取り出してあげる、という事です。まあそれ事態も既にして問題があるのですが、例えばメタノール(液体なので口が狭い瓶)を探しているにもかかわらず、口の広い固体用の瓶を見てみる、などという光景をよく見かけます。四年生になってもメタノールが液体である事を知らないわけがないのですけどね…。

他にもよくあるのが手引きにAとBとCをこの順番に加えなさい、とか手引きに書いてあるにもかかわらず、適当な順番に加えるのでいらない化学反応が起ってしまい、という失敗とか、ガスボンベが必要な分析計を使った後でガスボンベを閉めず、ガスが垂れ流しになってしまっていたり、とかいう事が普通にあります。これで恐ろしいのが僕が普段接している学生はこれでも化学専攻の四年生で世間一般の人たちよりもかなり注意をはらっているグループなのです。

アメリカの世間一般の人たちはどのぐらいすごいかって?よくあるのがアメリカ人は忘れっぽいのでそれこそありとあらゆる事を見事に忘れてくれます。一番、見かけるのが忘れ物として鍵を忘れてきたり、財布を忘れてきたり、という事です。こちらには少し興味深い話が書かれています。確かにその通りです。他にもスタバとかに行って注文と会計が別な場合、注文を受け取った人が会計の人に何を注文したかを教えてもまず間違いなく何を注文したかを聞かれます。これもある意味での不注意になるかと思われます。もっとひどい所だと時々、20ドル札を出したにもかかわらず、10ドル札と思われておつりが足りなくなる事があったりもします(だいたいはクレームをつけて解消)。最近はそれも面倒なのでカード払いが増えてきています。これも多分、不注意が起因で、そもそも話を聞いていないのでは?と思われます。

他にもよくあるのがレストランに行って料理を注文したら時々、注文した物と全く違う物が出てくる事があります。さすがにまるっきり違っているわけではなく、サイドメニューの内容が間違っていたりする事がほとんどなのですが、日本では普通はあり得ない事です。先日、元ポスドクのD君がオマハを通過して行った時に行った店でもそうで、ウェイトレスのオバさん、三人分のサラダは間違える、メインも間違える、と最後まで間違いだらけ(この場合はこの料理がこの人が注文した物、という事を間違えていました)。僕は馴れてしまいましたがよく考えると客としては失礼な話ですよね。

似たような所では以前住んでいた所では毎月の様に郵便物が間違って届けられていました。元々、ベルビューに住んでいた時は郵便局とのトラブルがいろいろとあったのですが、隣の家の郵便が間違えて届けられる事はおろか、かなり離れた家と間違えられるとかいう事がしょっちゅうありました。これもやはり、郵便の配達人の不注意からかと思われます(そういえばこの時の話を書いていませんね。これは十分、使えるネタの話なのに)。

僕の家の大家などもかなり不注意の方です。二年前の九月に引っ越してきてから諸般の事情で十一月までそれなりの量の大家の荷物が家の中に残っていたのですが(実は今でも若干のこっています)、その為に何度か日中に来たりしていました。それもそれで問題なのですが、そうやってやって来た時に荷物を運ぶ以外にいろいろとするので気持ち悪かった物です。例えばある時はシャワーを浴びたらしく、シャワーカーテンに僕の物ではないバスタオルがかかっていたりしていたり、電気を消されていたり、といろいろと住んでいる僕としては気持ちが悪かった物です。これもやはり不注意だからなのでしょうね。

もちろん、アメリカ人がみんなこのように不注意なのではありません。ただ不注意な人が多い、という事です。それもちょっと信じられないぐらいのレベルでそうですから…。こちらによれば最近では少し信じられないアメリカ人の不注意(と怠惰)が取り上げられています。確かに、少しお門違いではないのか?という気はします(しかし、ここに書いてあるような親がフグ調理を見て何かを学べるほど注意をはらえる事ができるとは到底僕には思えませんが…)。どちらにしても、長くアメリカに住むにつれて本当にこれが正しい方向なのか?という懸念をしてなりません。

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