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2013年2月14日 (木)

アメリカのインスタントラーメン

僕はラーメンが割と好きです。まあ割と簡単にできると言うのも理由の一つですが僕が学生の頃、インスタントラーメンは唯一、アメリカのどのスーパーマーケットに行っても手に入る「日本食」だったからです。今でこそ、アメリカのスーパーで「日本食」が手に入る様になりましたが(しかし、中にはとても日本食とは思えない「日本食」もあったりして)、そうなったのはこの十年ちょっとぐらいの話。そういう意味では世の中ずいぶん変わったなぁ、と思います。

では具体的には何が手に入るのか?普通のスーパーではインスタントラーメンしか手に入りません。東洋系のスーパーに行くと生麺とかが手に入る事がありますが基本的にはスーパーではインスタントのみ入手が可能です。中華麺も売ってはいますがアメリカで一般には炒麺、要するにかた焼きそばなので明らかに違う物。

アメリカでは基本的に汁付きの麺類(要するにうどん、そばなど)はあまり好まれない傾向にあります。これはおそらくフォークやスプーンで食べにくいからなのだろう、と思われます。それにも関わらず、ラーメンはそれなりに売れているようです。何故か?インスタントラーメンが安いからです。どのぐらい安いのか?だいたい、普通の相場が四つから五つで1ドル。要するに一袋あたりだいたい20セントから25セント、現在の為替相場で1ドルが93円程度なので一袋18円から23円程度という安さ!これは確かに安い、となります。しかし、当然の様にその値段では高級品を考えてはいけません。アメリカで普通に売っているインスタントラーメンは要するに昔ながらの袋入りのインスタントラーメン。麺に粉末スープがあるだけ、という代物です。

一番見かけて安いのがマルちゃんのインスタントラーメン。これがだいたい一袋20円程度の値段で売っています。

Maruchan
次に見かけるのが日清のトップラーメン。

Topramen
こちらの方が若干高めで一袋あたり30円程度からの値段で売っています(それでも安い)。店によっては他にサンヨー食品のサッポロ一番が売っている事もあります(が最近、あまり見かけなくなりました)。
Sapporo_original こちらの方がもう高い値段(一袋50円程度)で売っています。他にもいくつか最近は韓国系のラーメンなどを見かける様になりました。

さて、パッケージの写真を見ればお分かりかもしれませんが、味付けは全く日本と違います。普通にある味がビーフ、ポーク、エビ、チキンにオリエンタル風味なのですが、僕は普通はポークを買ってそれを元にだしなどを加えて味を調整する、という事をします。一番問題なのがこの「オリエンタル風味」です。いったいどんな味なのだろう?と思うかもしれません。まあ基本的には醤油ベースなのですが妙な味が含まれていて僕はあまり好きではないのでもうずいぶん長い事買った事がありません。またこの中で一番のくせ者はおそらくチキンだと思われます。実はこれは鶏ガラスープではなく、アメリカで普通にあるチキンスープの味がするのです(要するにブイヨンで作られているらしいです)。僕はこれはラーメンには合わない、と思って最初から買おうと思った事すらありません。ビーフもやはりビーフコンソメの様な感じです。やはりアメリカで売っているのでアメリカ人の口に合う様になっているのですね。

しかし、最近ではもっと驚くべき味が出てきました。例えばこちら。

Maruchanpicante_chicken
要するに辛いチキンスープの味です。さらにはこちら。

Mushroom
マッシュルーム味ってどんな味なのだろう…。他にもこういう物もあります。
Lime_chili_shrimpライムとチリとエビの味…。まあ言われてみるとタイ風のラーメンなのかも知れませんが、しかし相手はアメリカ人。おそらくタイ風ではまず間違いなくないものと思われます。ある意味、もっと不可解なのがこちら。

Creamychicken
ここまで来るとほぼ、ラーメンではなくてチキンスープの麺の長い物、という気がします。当然の様に僕は怖くて買った事がありません。見ただけで「何かが違う」と思ってしまって買う気にもなれないからです。このあたりのアメリカで売っている「変な」ラーメンに関してはこちらでもっと詳しく取り上げられていますね。さらにはこちらで試食もされています。こちらで実際に試食された物はどれも僕は食べた事がありません。しかし、この二番目の記事で「まだ次回」とか書いていながらどうやら続編は未だに書かれていない様です…。やはりさすがにまずくて次が書かれていないのでしょうか…。少し気になります。

具体的にはアメリカで売っているインスタントラーメンはどれもこれも少し味がきついような気がします。僕はゆでるのと汁を作るのを別のお湯で作っていてそれでもまだ塩辛い、と思います。おそらく、一部には僕があまり塩を使わない金沢で育ち、その上で母の料理には本当に塩があまり使われなかったから特にそう感じるのではないか、と思います。これが塩を多く使う家庭や土地出身の人では多少違うのかも知れません。

ではアメリカ人はこれをどのように食べているのか?よくあるのが普通に容器に入れてお湯を注ぐパターン。まあ当然ですね。でもアメリカ人の恐ろしい所はラーメンだけで食べる人がものすごく多い、という事。普通だったら何か具を用意して上にのせて食べたりしますがアメリカ人はラーメンをラーメンだけで食べます。また、よくあるパターンがお湯の量をほとんど量らず適当な場合。さらには水にラーメンを入れて電子レンジで温めて、という事もよく見られます。また多くのアメリカ人は水、またはお湯を注ぐ前に袋から取り出したラーメンを割って短くしています。これはどうもスプーンやフォークで食べる分に短い方が都合がいいからの様です。箸で食べるなどという事は普通はまずしません。実はアメリカではラーメンは基本的には「低所得者や学生が食べるジャンクフード」の一つとされているからです。そう考えるとこの破格の値段も納得ができるような気がします…。

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