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2013年4月28日 (日)

CERNでの食事

CERNでの食事について少し書きましょう。CERNって国際研究機関で世界中のあちこちから人が集まるのでスイス(およびフランス。実はCERNって国境にあるのでメインキャンパスの一部がフランスにあるのです)にもかかわらず、食堂は朝、昼、晩と三食提供されています。一番混むのはおそらく昼食。昼はやはり研究所に仕事に来る人が多いので(当たり前の話ですね)昼は食堂で、となるのです。

で、どの様な食べ物が出るのか?まあ「普通の」フランスの家庭料理で食堂で大量に作っても大丈夫なものがだいたいの様です。当然、食堂で出すようなものですから多少は家庭料理とは違うのでしょうが…。まあ感覚としてはこのページなどに出てくる物に似たような感じの物をよく見かけます。以前、フランス人が「ここの食堂の食事は悪くない。家で食べる物に近いよ」という様な事を言っていたのでまあこういう物が多いのだろうな、という認識をしています。

いわゆるフランス料理ではないのですがそれでもまあフランス料理というところでしょうか?味も悪くはありませんし…。ただ、一つ問題はあります。そもそも、僕は食べる事が好きなので昼と晩はおろか、できれば同じ物を二日連続して食べたくはありません(中学生の時に夏休みのホームステイで最初にアメリカに来た時にはこれに困った。何しろ毎日昼はハンバーガーでしたから…)。どちらかと言えば全く同じではなくても似たような物を毎日食べるのも避けたい…。そういう僕に取って一番困るのが夕食のメニューは基本的には昼のメニューの縮小した物である、という事。そうなると下手をすれば夕食のチョイスが昼に食べた物しかなかったり、となってしまいます。また、同じものではなくても限りなく近いものだったりもします。味付けもかなり似ているのでしばらくいるとほとんど毎日同じ物を食べている様な気になって来ます。これで昼だけとか夜だけ食堂だったらまだいいのでしょうけど、今回の様にキャンパス内の宿舎に泊まると同じ物がどうしても多くなってしまいます。

具体的にはこのような物が食事に出て来ます。

Cern1
これはある日の夕食。肉はアヒル(もしくは鴨。フランス語でも英語でもアヒルと鴨の区別がないのですね)、なんとなく肉と野菜が合っていない様な気がしないでもありませんでしたが…。

Cern2
こちらはある日の昼食。肉は七面鳥のカツ。それにパスタと肉の向こう側でよく見えませんがキャベツを煮た物があります。まあこんな感じ。他によくあるのがシチューになった肉の類い。肉こそは牛だったり羊だったりと違うのですが、シチューの類いはどれもこれも感じがよく似ていたりもします。

では、どうするのか?まずは昼食の時に夕食の事も考えて何を食べるか決める事が重要になります。実は夕食は昼食の残り物ではなくて、昼食の残り物の一部とした方が正しく、昼食にはあっても夕食には出ないメニューという物がいくつかあります。そこで昼はその手の物を見極めてそれを食べる様にしたりします。ある程度CERNの食堂で食べるとだいたいそのパターンが見えて来たりするのですね。

一応、宿舎にもキッチンがある事はあるのですが、冷蔵庫は共同。食べ物がなるなる事もあるそうで…。それにキッチンで作るとなるとまずどうかして食材を買わなければなりません。ところが一日中働くと今度はヨーロッパでは夕方までしかスーパーが開いていないのでなかなか食料品の買い物に行けませんからこれもきつくなります。また、今回は二週間の滞在なのでまあ何とかなるだろう、という事でキッチンには行きませんでした。

他にもっと手っ取り早いのは夕食をCERNの食堂以外のどこかで食べるという方法。ただしこちらは僕のような出不精の人にはあまり向いていなくて、誰かを誘わないと僕はなかなか行く気になれません。何となく一人だと「食堂でいいや」となってしまうからです。

そういうわけで、先日、CERNに駐留している日本人の友人のS君と食事に行って来ました。実は先週、CERNに来てすぐの時に話をしていてでは夕食を、とCERNの近くのイタリアンへ行ったのですが今週は二人でお寿司を食べにジュネーブの中心部まで行って来ました。実はしばらく前に「二郎は鮨の夢を見る」を見てからおいしいお寿司を食べたくてならなかったのです。幸い、S君も基本的には「ジュネーブでお寿司を食べた事がない」との事で即決定。結局、ジュネーブの駅、コルナバン駅のすぐ近くのホテルの一階にあるまあ行きつけのお寿司屋さんへ行く事に。

Sushi
これでだいたい5000円程度。それを高いと思うか安いと思うか、微妙な事ところかもしれませんが魚の質は内陸にあるジュネーブという事を考えるとたいへんよく、ジュネーブのお寿司はいい所に行けばいいクオリティがあります。

金曜日の昨日は夕方遅くになってようやく今回の出張でやりたかった事が全部終了したので終わってからポスドクのBさんが「夕食を食べに行こうか」となり、筑波の学生二人と僕の四人で近所のフランス料理店まで行って来ました。実はこの店、前々からおいしいらしい、と聞いた事はあったのですが一人ではなかなか入る気にはならないので行っていませんでしたが四人ならば、となったのです。

French1
French2
French3
僕が注文したのはエスカルゴのクリーム煮のオードブルに始まって、メインが仔牛のブルーチーズソース(ブルーチーズは地元の物を使用)、デザートがカスタードプリン。評判通り、たいへんおいしいところでした。

明日はロンドンへの移動日なので土曜日の今日がCERNに一日いる最後の日になります。今日はジュネーブに行こうか?と考えてはいたのですが天気が悪いので結局諦めて一日、CERNをウロウロしていました。従って食事もまたCERNの食堂で、となりました。ところが今日に限っては昼食も夕食も大した事がないので今日はさすがに見かねて夕食はデリ系統の物にしました。

Cern3
実はCERNの食堂では毎日、昼食と夕食にこの手の物があるのです。ただ、こちらも内容が毎日変わらないので数日おきに食べないと同じ物ばかり、となってしまいます。

今回は二週間という比較的短い期間だったからまあ何とかなりましたがもっと長い事いるとどうなるのかなぁ、と考えさせられる今回のCERNの出張でした。来週はイギリス。いったいどういう食べ物になるのだろう…。イギリスの食事がおいしいとはあまり聞きませんが、最近は少しは向上したとかいう噂も聞きます。どうなる事やら…。

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