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2013年4月29日 (月)

オックスフォードへ

さて、日曜日の今日はオックスフォードへの移動日です。飛行機は昼すぎの飛行機なので朝になってからもしばらく時間もあります。実は昨夜のうちに荷造りもほとんど済ませていたので朝にはかなり暇。その上、空港まではポスドクのBさんが送ってくれるとの事でトラムとバスを使うよりも時間もかかりませんし楽です。

結局、朝のうちに一度オフィスに行き、2009年に住んでいた時に使っていた目覚まし時計を戻しに行き(なぜかCERNの安い宿舎には部屋に時計がないのです)、同時に借りてあった放射線累積線量計を返してきたら後は基本的に暇…。曇ってはいますが昨日までの雨もようやく上がり、ひんやりとしたジュネーブの朝を朝食とともに少し楽しむ事にしました。

Restaurant1
この光景もこれでしばらく見れないのだなぁ、と思いながらぼんやりとしばらく外を眺めました。

十時過ぎにポスドクのBさんが迎えに来てくれて空港へ。Bさんは明日の月曜にオマハに戻るそうです。空港でお別れをしてから発券をして荷物を預けます。面白かったのが発券カウンターのオバさん。半自動化したいまのシステムがかなり嫌いらしく、「合理化とかいいながら仕事が増えて時間がかかる様になった」と言っていました。確かにお客の方でも機械でまずチェックインをしてそれから人間のいるところへ、となるので面倒は面倒です。空港の発券カウンターの人にしては面白く親切な方でした。それが終了したのは十一時少し前だったのですがジュネーブ発が昼すぎでロンドン着がこれまた昼すぎなので(一時間の時差がある所に一時間強の飛行時間なのですね)ジュネーブで早くても食べた方がいいだろう、と判断をしたからです。それから少し空港のお店を見てゲートへ。

ここで一旦、パスポートのチェックがあるのでしばらく列につく事になります。エラく長い列だな、と思っていたら窓口をもう二つ開けてくれました。一つはヨーロッパのパスポート専用なので僕はならべませんでしたけど、それでも思ったよりも早く通過できました。パスポートのチェックの所では僕の後ろのおじさんが待っていなければならない赤線を無視して僕の真後ろについたので係の人がフランス語でおじさんに注意をする事もありました。もちろん、最初は僕が何かを(フランス語で)言われたのか?と思ってビックリ仰天したら後ろのおじさんだったのですね。

ロンドンまでの飛行機はスイス航空の飛行機ですが僕の航空券にはユナイテッド航空扱い。コードシェア便なのですね。

Swiss_air
面白いのがこの飛行機、この写真からは少しわかりにくいですが翼が機体の上面にあるのですね。こちらの写真なら少しわかりやすいかな?

Wing

ふつうなら主翼の下側は客席からは見えないはずなのにこの状態です。日本やアメリカで普通に使われているボーイングやエアバスでは機体の下面に翼があるのですがこれではまるで輸送機みたいだなぁ、と思いながら眺めていました。飛行機の中も少し変わっていて、窓のシェードも上下に分割。

Window
座席のポケットも目の前にまず雑誌などが入るポケットがあり、普通にポケットがある所にまるでJRの電車の様な網のポケットがあるこれまた少し不思議な作り。

Seat2
Seat1
いろいろあるのだなぁ、と思って見ていました。

さて、少し話が前後しますが搭乗直前にもう一度パスポートの確認がありました。今回はそれでイギリスに入国した時にどの書類が必要かを確認するものなのですがその時にもらったのがこちら。何だろう?と思ってよく見たら滞在先の住所も教えなくてはいけなくなっています。そこでふと思ったのが実は滞在先の行き方は知っていても住所を持っていないという事…。どうしようか?としばし悩んだ結果、最終的には学会のある研究所の住所を書き込んでおきました。研究所に事実上付属している宿舎なのでなんとかなるだろう、と判断をしたのです。

Landing_card
ロンドンまでの飛行機はがら空き状態。僕は後ろから二つ目の奥の方の座席でしたが、僕の後ろには誰もいなくて僕の列も僕だけの状態。空いているなあ、といらない心配をしてしまうぐらいでした。僕は食事が出ないと思っていたのですが途中でこのような小さなサンドイッチが一つでて来ました。

Sandwitch
この包みの紙袋をよく見たらBon Appetitとか書いてあります。英語にそれに対応する言葉がないので英語でなんて書いてあるのかな?と思ってよくみたら英語はただ単にenjoyとしか書いてありません。まあ納得といえば納得、というところでしょうか?

Wrapper
そう考えながらぼんやりと眼下に広がる世界を見ていたらフランスが終わるところまで来ていました。

France
そしてほどなく対岸のイングランドが見えて来ます。

England
こんなに近いんだな、と今更ながらに感心してしまいました。その直後にロンドンに着陸体勢に入る、と機長のアナウンスがありほどなく着陸。楽なものです。

ロンドンに到着して驚いたのがこの飛行機、後部の出入り口からも降ろしてくれた事。おかげでエラく早くに入国管理まで到着。ここでもヨーロッパのパスポートとそれ以外に分けられていて僕がヨーロッパ以外の列の先頭(というか僕以外に数える程しかヨーロッパ以外の人がいなかった様です)。その為に「その他」のカテゴリーにもかかわらずずいぶん早くに入国が終了。簡単な事を聞かれただけでおしまい。アメリカよりも日本よりもスイスよりも楽でした。

到着したのはヒースローでもガトウィックでもなくロンドン・シティー空港。飛行機の関係でLCYなのですが所がここからオックスフォードまでが若干、面倒。まずは地下鉄に乗ってパディントン駅まで行ってそこからオックスフォードまでの電車に乗ります。一応、先調べはしてありましたがここでやはりインフォメーションで尋ねる事に。イギリス訛りで話す(当たり前か)お兄さんに教えてもらって地下鉄に乗ります(もっともLCY近辺は地上で途中で地下に潜っていましたけど)。結局地下鉄を三本乗り継いでようやくパディントン駅に到着。

パディントン駅でまず電車の切符を買います。それから時間を見てしばらくあるのでとりあえず駅にあったVodafoneの店に入ってSIMカードを購入。イギリスでは簡単に手に入るらしい、という情報があったのでまずは聞いてみる事に。すると本人確認もなしにすぐに売ってくれました。が、なぜか設定にエラく時間がかかり、電車に間に合わないのでは?と心配になったぐらいでしたがそのうち無事に終了。しかしエラい接続が遅い…。明日は暇なのでオックスフォードのVodafoneに行ってみよう、と考えてもいますがどうなる事やら…。

それでも電車には出発時間の十分ぐらい前に乗れました。降りる駅はディドコット・パークウェイという駅だという事は知っていましたが問題はその駅がパディントンからいくつ目の駅なのか全く情報がないという事。実はそれに関しては切符を買う時に聞こう、と思っていたらなんと切符売り場に人がいなくて泣く泣く自動販売機で買う事になった為でした。その為にけっきょく電車の中でもずっと起きていて外を確かめる事態に。幸い、イギリスの電車って駅の停車時間が長いのであまり問題にはなりませんでした。また、そのうちにたまたま前に座っていたおばさんと話をし始めて次の駅である事が判明。なんとかなりました。

それから駅の外で今度はバスを待ちます。このバスもどれにいったい乗ったらいいのかあまりにも複雑でよくわかりません。結局、最初に来たバスの運転手さんに尋ねたら「次に来るX2というバスに乗ればいいよ」と教えてもらいました。待つ事しばらくしてそのバスが来たので乗ります。バスも一体どうやって乗って払うのか?と思ったらイギリスのバスはどうやら先払いらしいですね。ところが運転手さんが「え?20ポンドしかないのか?おつりは少し待ってて」との事。どうやらおつりがないそうでしたが、僕も20ポンド以下のお金がありません。結局、行き先のアビンドンのバス停までに何とか他のお客さんからのお金で工面してその上で「ここで降りなさい」とまで親切にして頂きました。

なぜかVodafoneのSIM、電車の中で全くネットが使えなくなり、アビンドンまでたどり着いたものの後はどこに行かなければならないのか全く見当もつきません。どうしようか?としばし考えてとりあえず、街の中心部の広場まで行く事にします。そこで手近のコーヒーショップに入って聞いてみても行き先のCoseners Houseがどこにあるのか誰も知りません。ただ、予約する時に読んだ知識でCoseners Houseが元々は修道院であった事と街の中心部の南の方で川の近くにある事はGoogle地図で見て覚えていたのでとりあえず、それと思われる方向に歩いてみる事にします。

すぐにAbbey's Gardenなる修道院の庭園を発見。この近くのどこかかな?と思いながら歩いてみてとりあえず川沿いに南に向かう事にしてみます。そうしたらほどなくその道の先に柵がしてあって行き止まり。でもその柵にCoseners Houseと書いてあるではないですか!さすがに柵を乗り越えるわけにはいかなかったので少し廻ってようやく到着。奇跡的にほぼ正しい方向に歩いていたのですね。

予約はずいぶん前に取ったのですがその時にクレジットカードの番号をメールで請求され、メールで送るのが嫌だったので結局、電話を掛けて教えたのですがその後、確認も何も来なかったので本当に部屋があるのか?と少し懐疑的だったのですがちゃんと部屋はありました。よかった。ロビーのお兄ちゃんに「やっとたどり着いた〜」と言ったら「ここ、地元の人でもあまり知りませんし、少し奥に隠れていますからね」との事。やれやれ、それならそうとウェブページに書いておいて欲しいなぁ。何しろこの宿舎、英語版Wikipediaのエントリーがあるくらいなので僕はてっきり有名なところだと思っていましたがそうでもない様です。

Coseners1
Coseners2
さて、そうやってようやく到着した部屋がこちら。

Room
しかし、この部屋、どう見てもツイン…。そう言えば予約を取った時のメールで「その値段だとトイレ、バスが共同になりますが」とか書いてあったなぁ。それってこういう事なのか?僕はてっきりCERNの安宿舎の様に寝室は個室で共同トイレにシャワーだと思っていたから少しビックリ。誰か来るのだろうかな?と少し不思議な気持ちです。

それからまずは夕食へ。六時ぐらいだったのでまあ夕食の時間なのですがエラい空腹。どうして?と思ってよく考えたら体はジュネーブ時間なのでもう七時のと思っている様です。そう考えるとまあ当たり前なのかもしれません。夕食は来る途中で街の中心部で見かけたケバブを食べる事に。食後はふらふらと少し歩いてみる事にしました。ずいぶんと古い感じの街だなぁ、と思いました。明日予定の学会のワークショップには参加する予定がないので暇なので明日あたり少しアビンドンの街を見てもいいかな?と思っています。

その後は部屋に戻ってシャワー。ようやく人間らしくなりました。しかし考えてみると最小限の下調べしかせずによくほとんど迷わずにここまで来れたなぁ、と思います。まあ言葉が通じるのが大きいかな?とも思いますが…。これに比べると初めてCERNに行った時は悲惨だったなぁ。最後の最後まで迷ってしまいましたし、あの時は。

ともあれ、無事到着しました。今日は早く寝よう。疲れた。

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