« (不本意ながら)休暇延長… | トップページ | O澤食堂で »

2013年7月22日 (月)

ウナギを求めて…

アメリカに住んでいて不満に思う事の一つに美味しいウナギがまずない事があります。ウナギは売っていない事もなく、東洋系のスーパーに行けば真空パックの冷凍物が売っている事があります。昨年の夏には僕はそれを買って土用の丑の日は楽しみました。

ウナギの真空パックの冷凍物はそのまま単純に電子レンジとかで解凍するとゴムのような感じになり美味しくなりません。昨年、僕が知ったのは冷凍された真空パックでもフライパンに日本酒とともに入れてゆっくりと温めたりするとまあそれなりの感じになる事がわかりました。一番美味しいのはまず水で洗ってたれを落としてそれからフライパンに日本酒とともに入れて蒸す感じにしてその後で火で少しあぶりながらたれをまたかける、とするとよくなります。

それでもやはりちゃんとした店で食べるウナギにはかないませんし、またアメリカで流通している真空パックの冷凍ウナギは関東風の蒸してから焼いてあるウナギの様で、金沢で生まれ育った僕には今ひとつ。今でこそ金沢のウナギは関東風の物が出回る様になってきていますがやはり金沢は基本的には関西文化圏。だから僕が子供の頃はほとんどの所で捌いた物をそのままたれをつけて焼いていました。関東の様に蒸してから焼いたふかふかのウナギは少し違うのですね。

そこで数年前から金沢に来る度に「ウナギが食べたい、それも関西風の」と思っていました。ところがなぜか金沢にはウナギの美味しい店がなかなかありません。美味しいらしい、という店はあるらしいのですがなぜかどこも関東風かもしくは「言う程美味しくない」との評判…。聞けば「小松に美味しい店がある」とか「福井の原発の近くにある」とか「七尾にある」という話ですが車がないとなかなか行けません。

そういう中、先日、金沢の友人が「七尾までウナギを食べに行こう」と誘ってくれる事になりました。休暇中の僕と違ってみなさん仕事があるので行くのはやはり週末。日曜日の昨日、行く事に決定。最初は電車にしようか?という話もありましたが結局諸般の事情で車が便利だろう、という事になり人数の関係などからレンタカーを借りて七尾まで行く事になりました。本来ならば昨日は金沢にはいないはずなのですが先日書いた様にもうしばらく金沢にいる事になってしまったので当然、時間がありますし今を逃すと今度いつになったら美味しいウナギが食べられるのかわかったものではないので当然、行く事にしました。

最初は電車で行こうか?という話もあったのですが最終的には車を借りる事になりました。当然、車で行くとなると行きはともかくとして誰かが飲酒をできなくなるのですが実は僕は普段は全く飲まないので帰りの運転手の問題も解決。友人達の一人は車を持っていますが今ひとつ大きくないので快適ではない。では車をどうするか?という問題は結局、僕がレンタカーを借りる事で解決しました。

十時半に車を金沢駅のレンタカー窓口で回収してそれから待ち合わせ場所まで行きます。金沢駅に着いたのが少し早かったので待ち合わせ場所に到着するのも若干早くなり、結局しばらく待つ事に。最初の話では二人をそこで回収してそれからもう二人を回収、という話でしたが結局全員が同じ所に集合したので楽は楽でした。

僕の知らない間に能登有料道路がのと里山海道と名前が変わって全面無料になってしまったので当然の様にのと里山海道を通って七尾まで行く事になります。実は七尾まで自分で運転して行くのはこれが初めて。最後に七尾に行ったのは十一年前に父と行ったのが最後のはず。確かその時はほぼ通過しただけだった記憶があります。

さて、金沢の街中を出発したのが午前十一時頃。七尾の街中に到着したのは結局、午後十二時十五分頃とまあ楽な運転でした。途中で対面交通があったりとアメリカではまずあり得ない状態の道を通過しながらも無事到着。駅前のどこぞのデパートの駐車場に(デパートに行く訳でもないのに)車を停めて歩く事数分。ようやくお目当ての商店街へ到着。

今回の目的の店は「公楽」という店だったのですがこちらはしばらく休業する、という張り紙がしてあって諦める事に。その隣が「新公楽」という公楽の弟さんがやっている店。こちらは?と思って入るとその日はお持ち帰りのみの営業…。予想外の事態に少し呆然としながらも友人のFさんが「では『あめや』に行こう」となりもう少し歩いた先の「あめや」というお店へ。実はあめやさんの方が一般の知名度が高いらしいのですが…。そう思いながらあめやさんへ行くとまあ立派な建物。どうやらまあ近年のうちに新しく建て替えた様です。

Ameya

それと比べたら公楽さんも新公楽さんは普通の田舎の商店街のウナギ屋さんという感じ。なるほど、確かにこれは外から来る人たちがあめやさんを知っているのは理解もできます。

さていざ中へ入り、カウンターに五人、陣取ります。まずはウナギの白焼きと肝を注文。この時の白焼きはまあ美味しい、と言う程度…。それでも気を持ち直して肝を。こちらは美味しい。数人で食べ合っているのですぐになくなってしまうのでもう一度白焼きと今度は蒲焼きを注文します。この時に出てきた白焼きが先ほど食べた物とは比べ物にならないぐらい美味しい…。

Eel_liver
Eel_white
Eel_normal

おそらく最初に食べた物は先に焼いてあった物を温めなおして出したのだと思われ、だんだんと客が来て回転が廻って来るに従って美味しくなる、という事だと思うのですがしかし客の方からするとさすがにそれはないんじゃないか?と言う気もします。まあそうやって温めなおした物を出してもそれもそれなりの味ですし、僕たちも比べて食べてようやく気がつく程度でしたから仕方がないのかもしれませんけど…。

実はこのあめやさん、どう見ても店の雰囲気は入ってきて普通に食べてさっと帰っていく客を相手に営業している店で、決して酒を飲みながらつまみとしてウナギを食べるという店ではありません。そう考えると僕たちのような団体でやって来て酒を飲みながら(まあ僕は飲みませんけど)つまみに、という客はある意味で迷惑だったのかもしれません…。そういう意味では行きそびれた公楽や新公楽などは最適の店だったのだろうな、と思われます。

そうこういいながら最後の〆は特上のうな重。

Eel_set
お吸い物を肝のお吸い物に代えて頂きました。こちらも美味しかったです。

関西風のウナギでよくあるのが硬くて油がいっぱい乗っているものなのですがこちらではそれほどでもなく、またウナギのたれも濃い味ではなくあっさりとしていました。ああ、こういうウナギっていうのもいいなあ、と思わせるウナギでした。これならたくさん食べても胃にもたれないウナギだな、と思いました。

食後はしばらく能登食祭市場を見てまわる事に。七尾湾がきれいな事。

Market

それから和倉温泉の総湯でひと風呂浴びようとなり総湯まで行く事に。ところが総湯は最近、新しい所に引っ越したらしく探すのにしばし時間がかかってしまいました。車についていたカーナビも古い場所しか知りませんし、最終的には人に尋ねて場所を確認する事に。

総湯でしばらくゆったりとした後で金沢までの帰路についたのは四時半前。帰りはまず清算の関係上、全員で駅前まで行く事に。まずガソリンスタンドに寄って給油してからレンタカーを返却してそれから食事代も分割してなんとか終了。楽しい一日でした。

« (不本意ながら)休暇延長… | トップページ | O澤食堂で »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1537785/52555896

この記事へのトラックバック一覧です: ウナギを求めて…:

« (不本意ながら)休暇延長… | トップページ | O澤食堂で »