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2013年10月13日 (日)

アメリカの魚

先日、Facebookである方が「新米と秋刀魚食べたい」とつぶやいている事がありました。それを読んで思ったのがそういえば秋刀魚を最後に食べたのはいったいいつの事なのか?という事。新米は理論的には手に入るからともかくとして(東洋系のスーパーに行くと"new crop"と書かれた米袋が秋には並んでいます)、秋刀魚はもう何年も食べた記憶がありません。そこでその事をFacebookのそのスレッドに書いたら「秋刀魚ってどこでも食べる魚じゃないんですね」との事。そこで思い出したのがアメリカではスーパーに売っている魚が日本とはかなり違うという事。僕には当たり前の事だったからすっかり忘れていました。

実はそれにかなり近い話を一度だけ書いています。この時は日本食の食材についてで魚に限定はしていませんね。この時に僕はこう書いています。

基本的にオマハ辺りで手に入るのはマグロ、サケ、ティラピア。

まあそんな所です。もう少し厳密に書きましょう。生で食べて大丈夫かも知れないていどの品質の魚はその三つぐらい。品質が良さそうだと僕はたまにスーパーの魚でも生食する事があります。他にも冷凍されていない状態で売っているのがナマズ(catfish)ですがさすがにナマズを生で食べる気には到底なれないのでこれはさすがに生食をした事はありません。どちらにしても生食をするにはまず見かけがよくないとダメ。さらにとりあえず買ってから食べる前に匂いを嗅いでみて判断もします。つまり買った段階では生食できない事もあるので生食でなければどうやって食べるか?まである程度の予定を立てておかないと困る事もあります。正直、サケにしてもマグロにしても少し泥臭い臭いがする事があります。マグロに至っては茶色い物が売っている事も何度も見た事があります…。

基本的にはこういう冷凍じゃない魚はこういう状態で売っているのが普通です。

Fishsection1
Fishsection2
Fishsection3
見ての通り、すぐ隣で肉を売っていていわば肉屋が魚も売っているような物です。実はそれが実情で、精肉の人が魚を扱っているので魚の事は基本的には何も知らない、というのが実情のようです。店によってはこういう事もせず、全部最初からパック状態にしてある店もあります。だいたいそういう店の魚は見ただけで状態が悪いな、と僕はいつも思っています。まあ感覚としては肉がパックになって売っているのとあまり変わりません。

他にも冷凍物として売っているのがヒラメ類、タラ、サメ。まれにタイやシイラが売っていますがこれらはうってない事の方が多かったりもします(特にタイはたまにしか見かけませんね)。これらの魚はパックにしてあって売っている事が多いです。冷凍であろうが冷凍でなかろうがどちらにしても売っている魚はほぼ間違いなく切り身の状態。魚の形で売っているのを見かける事は普通のスーパーでは滅多にありません。もっともこの数年の間にたまにスーパーでティラピアがお頭付きで売っているのを見かける様にはなりました。しかしアメリカ人の多くは「魚の目が気持ち悪い」と言うのでいったい誰がこういう物を買っているのだ?と不思議でなりません…。

もっとも、オマハ(というかアメリカ中西部)辺りに住んでいるアメリカ人は概ねあまり魚を食べません。多くの人たちには魚はフライにして食べる物、という認識がある様です。その為、最初からこのような状態になって売っている魚も多くあります。

まあ単純に言えばマクドナルドのフィレオフィッシュの魚の部分が揚げる前の状態で売っている様な物です。この手の魚は「白身の魚」なのですがではこの魚はいったい何者なのか?という疑問があります。調べてみるとマクドナルドは「タラかスケトウダラかホキ」だという事を言っているそうです。まあだいたいどこでもその手のあまり癖の無い魚が使われている様です。おそらくアメリカ人はそういう癖のない魚以外は食べないのだろうな、と思われます。

て、こちらによればアメリカのスーパーにはもっといろいろな種類の魚が売っている様な印象を受けるかも知れません。でもオマハでは先ほど書いた程度です。僕はこのページの主の方がいったいアメリカのどこに住んでいたのか知らないのですが(見た限りではどこにも書いてありませんでした)、どうやらこの方、2004年まで二年ぐらい旦那の海外赴任にともないアメリカに住んでいたようです。それも辞令があまりにも急で住居も決まらず帰国したとの事なので旦那はおそらくまあ企業に勤めている方(研究や大学ではない)と思われます。そうなると考えられるのはまあアメリカの大都市。それも西海岸か東海岸かと思われます。そう考えるとまあオマハよりもいろいろな種類の魚が売っているのも何となく納得できます(でもよく見るとミシガン州の方の情報を元にしているらしいですね…。内陸部にもかかわらずミシガンではたくさん魚が売っているのか?)。オマハではこれだけ豊富な数の魚が手に入らない事は確実です。

では貝やカニの方は?と言えばこちらもあまり種類は豊富とは言えません。オマハで見かけるのはエビ、カニ(ズワイガニが多い)、ロブスター、ザリガニ(最近はあまり見かけません)、ホタテ貝、たまにムール貝と牡蛎ぐらい。行く所に行けばイカが売っているかな、と言う程度。イカはだいたい冷凍です。殻が付いた状態の二枚貝はムール貝とたまに蛤の仲間を見かけるぐらい。

では海に近い方ではどうか?と言えば実はそれほど状況が違わなかったりもします。少なくともロングアイランドのスーパーでもだいたい魚はまあこういう状態で売られています。もっともこの辺りはかなり店の方針によって左右されるらしいです。またロングアイランドでは魚を専門に売っている店も無い事はありません(しかしちょっとそれを魚屋と呼ぶのには抵抗があったりして…)。

そういう中、先日、前々から気になっていたアラスカにあるFavcoというお店から魚を注文してみました。元々、その店を知ったのは夏の頃。たまたまウェブで読んでこれは、と思ったのがきっかけ。でも夏の間だったのでさすがに外が暑い時期は魚を注文するのを控えていたのです。で、ようやく涼しくなったのででは、と思って注文になりました。何でもこの店、基本的には在米の日本人相手に個人に魚を売っているらしいですが本来はスーパーやレストランなどの業者向けの卸の会社らしいです。ネットで大々的に、という事も無くむしろ口コミでやっているらしいです。こちらについてはまた、実際に魚が届いてから改めて書きたいと思っています。

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