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2013年11月12日 (火)

ドアカメラ

ずいぶん前にドアベルの話を書きました。アメリカの普通の人と比べてあまり家にいない僕の家のドアベルが鳴る事はあまりないのですが鳴ったら鳴ったでまた対処しなければなりません。で、ほとんどの場合はそうやってやってくるのは何らかの物売りや勧誘がほとんど。相手にしたくない場合がほとんどです。ところが、ドアベルを鳴らされてそれに対応しようと思うとドアを開けなければなりません。この国ではインターホンなる便利な物は普通はありません。そうなるとやはり玄関まで行かないといけない、となってしまいます。

それはそれでいろいろな意味で問題なのですが夏頃のあるとき、こういう物を発見しました。これこそ僕がドアベルの話を書いた時に欲しかったものではないか?と思いました。カメラ付きのドアベルですよ。それも電池で駆動するので配線を気にする事もありません。しかもスマホで応対ができるわけです。それもネットに繋がっている限りはどこからでも応対ができます。

その段階ではまだ発売はされていません。それどころかまだ最終デザインが決まっていない状態で「夏に出荷予定」とか書いてはありましたが実際にはいつ出荷されるか、などという事はわかったものではありません。そこでとりあえず保留状態にしておきました。その後、「九月に出荷」とかいう話が出てきたのでその段階でようやく注文を入れておきました。

ところがこの会社、九月になっても出荷をする気配が全くありません。FacebookもTwitterもほとんど動向がありません。そのうちにだんだんと業を煮やした人たちが「ベーパーウェアじゃないのか?」とか果ては「詐欺か?」とかいう書き込みがFacebookに出始めるにも関わらず、開発側からはなんの発表もないままにもう九月の終わりに。

九月の半ばになってようやく中国にある工場での製作現場の動画が発表されて「九月の終わりに出荷予定」。それから「十月に出荷予定」とのメールが届きました。僕の注文番号は2000番台だったのでまあすぐには出荷されないな、と思いつついたらこれまたいつまでたっても誰かが実際に受け取った、という話を聞きません。それどころかiOSのアプリもAndroidのアプリも無い状態。アプリがないと使えないのでもし出荷されていたとしても意味がほとんどありません…。結局、十月十日ぐらいにようやくアプリがリリースされました。

その頃にはようやくDoorbotが出荷され始めていた様ですが量が少ないのかそれでもあまり受け取った、という話が出てきません。ところが、それからこういうビデオが出てきました。

単純に言えば、実際に誰かがDoorbotのボタンを押して応答できるまでの時間がものすごく長い事とDoorbotの方で声が聞こえにくい、という問題が発覚したのです。実はこの応答の時間に関しては別のレビューのビデオを見た人が指摘をしていました。その時の対応は「ネットワークの状況によります」との話だったのですが…。結局、この問題の打開策として「今の所」と限定でトランシーバーの様に押さないと話せない、という仕様に変更して音声の方は対応。ビデオの方はとりあえず画質を若干落として対応する事にしたそうですがその間、出荷をまたまたしばらく停止。

結局、それからしばらくしてから新しいファームウェアとソフトウェアのベータテスターを募集しはじめて、ベータテスターには早いうちに出荷。ベータ期間が終了してからその他の人たちに出荷する、との事。僕の場合はあまり人も来ないのでまあベータで多少都合が悪くてもいいや、と思ってベータテスターに参加する事にしました。ベータテスターの応募をして一週間ぐらいしてから「ベータテスターに登録しました」とのメールが届きましたがその後、何の動向もありません。結局、それから数日して「十分な数のベータテスターが集まったので必要ありません」という内容のメールが届き、その話は僕にはお流れとなりました。

この会社の一番の問題は顧客とのコミュニケーションがあまりにも少なすぎる事にあるのだと思います。どうやら会社その物も五人程度しかいない様なので、人手の問題もあるのでしょうがしかしそれにしても顧客に状況をもっと頻繁に伝えるべきではないか?と思われる事が多々あります。例えばFacebookのページを見ればわかりますが「注文をキャンセルしたいけどどうすればいいの?」という質問に返信がない、という事がまあ頻繁に見かけられます。電話をしても誰も出ない(どうやら留守電も出ないそうです)事がある様で、カスタマーサービスの観点から言えばまああまりいいとは言えません。

また、QA/QCの態度もなっていないのでは?と思われます。先ほどの音声が遅い事に関してもそれを知らなかったわけがありません。出荷前に一台一台を検査してから出荷しているらしいのですが少なくとも三千台から四千台程度の注文があった様で、それを全部検査してから出荷となると膨大な時間がかかります。一台あたり平均五分程度かかると計算して250時間から330時間程度かかる計算になります。という事は一日十二時間労働で毎日働いて21日から28日程度かかる計算になります。そういう計算を元にして十月十日程度に発送を開始して十月中に全部発送するのは無理。それにもかかわらずそういう事を発表していたのは考えが甘いな、と思えてなりません。

ベータテスターの件も同じで、「ベータテスターがこれだけ多いとは考えもしなかった」との事ですが何ヶ月にもわたって出荷が遅れてその上でソフトウェアに問題があり、で顧客にこまめに連絡をしていない、となると頭に来る顧客が多いのでではベータでもいいから今欲しい、となる事はちょっと考えたらわからないか?と思ってしまいます。僕には考えが甘いのではないか?と思えてなりません。

ウェブページにしてもそうで、実は最初の出荷を始めた一月前にはサポートのリンクがあってもそのリンク先のページが存在しなかった、というお粗末さ。今でこそサポートのリンクがどこかに行きますがしかしそのサポートのページにサポートになる様な事が何も書いていないという状態です。もっとも、実際に現物を持っている人がほとんどいないのでサポートの必要性がない、という話もありますがもう少しなんとかしないとダメじゃないか?という気がします。せめてサポートのメールアドレスを書いておいて「製品サポートはこちらにメールを書いて下さい」とかするとか色々と方法がある様な気がしますが…。

さて、では現状は?と言えば昨日の夜の段階でFacebookに「今週中に出荷予定」との事が書き込まれていました。多分、それって金曜日ぐらいに出荷を再開する、という事だと思うので僕の手元に届くのはいつになる事やら、という気はします。一応、これから先は何月何日頃に注文されたのを今、出荷する、という情報も公開するらしいですけど…。一応、予約は全部、今月中に出荷するという話ですが今月もすでに三分の一をすぎてしまい、残りは三週間もありません。そのうちの二、三日は感謝祭で取られてしまうので事実上、残っているのは二週間程度。今週の半ばに出荷しても今月中はかなり難しいのではないか?という気がしてなりませんが…。ただ、それでも今のソフトウェアとファームウェアでどのぐらいの性能なのか、という情報もいまだに公開されていませんからある程度の不安はあります…。やはりもうしばらく待った方がよかったのだろうか?

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コメント

はじめまして
DOORBOTを購入しようと情報を探しているうちにここにたどり着きました。
ちょっとまだ問題がありそうですね。続報楽しみにしています。

ひこさん、

初めまして。コメントありがとうございます。

実は先日、無事に受け取って一応「使って」はいるのですがほぼ、実用になりません。画像がとんでもなく悪くて使えた物ではありません。また、サポートの方も相変わらずある様なない様な状態。この二つのポイント(とその他)についてはFacebookでもさんざん議論されているのですがそれにもあまりよい対応はされていないのではないか?という感じがします。

このあたりの事に関しては現在、準備中の話がありますので後日、またよろしくお願いします。

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