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2014年10月 5日 (日)

シカゴに出張

事の発端は八月の半ばに(物理学の)ボスが「十月にシカゴで会議があるが行けるか?」とポスドクと僕にミーティング中に聞いてきた事に始まります。その会議はロングアイランドでの実験の検出器のアップグレードの会議なので行くとすればボスかポスドクか僕の三人のうち誰か。基本的にはそういう事はポスドクに任せる事にするのが普通なのですがロングアイランドのポスドク、秋から非常勤でロングアイランドの大学で教えているので身動きがなかなか取れません。もちろん、それはボスでも僕でもあまり変わりません。問題は誰のスケジュールが都合がいいのか?という事になります。

よくよくその日付を聞いたら十月二日の木曜日と三日の金曜日。僕は今学期は木曜日は午後だけ教えています。それも一緒に教えている同僚が手間のあまりかからないEG先生。これがGM先生だったら分析計の立ち上げなどの手順をよく知らないので行かないつもりでしたがEG先生なら大丈夫、と判断をして「(多分)行ける」と返事をする事に。それからEG先生と話をしたらたまたまその木曜日は予定があるので僕に一人で教える様に頼むつもりだった事が判明。二人ともいないわけにはいかないのでどうしようか?と思っていたら学期の始めの最初の週は本来、実験の授業は休講になるのを休講にせず、その代わりに十月二日を休講にする事にして問題解決。休講にすれば二人とも留守でも大丈夫です。

以前ならばその段階で適当な航空券とホテルを押さえておしまいなのですが一年程前から「予算の無駄遣いを防ぐ」為に研究出張は全て事前に予算を組んで許可を得てから、となっているので早めに予算を編成して提出しました。それが八月の二十日頃。ところがそれから一週間以上経っても予算の許可が下りません。そのまま待てば飛行機代が値上がりするのが目に見えていたので結局、許可無しに購入する事に。最終的に許可が下りたのは予算を提出してからほぼ一ヶ月後…。試しに飛行機代を調べてみたら僕が購入した時よりもかなり値上がりしていました。素直に許可を待っていたらいったいいくらになった事やら…。

さて、シカゴでの会議のほぼ一週間前にボスと話をしていて空港までその朝に送ってもらえるかどうかを尋ねる事に。その時に気がついたのが航空券を手配した時に重大な間違いを犯してしまったという事。朝六時五十分の飛行機だと思って予約したのがよく見たら夜六時五十分だったのです。しかも木曜日の会議の内容の方が金曜日よりも大切…。確かにこの会議、行って話を聞いてくるだけでいいのですがそれでも向こう二年間がどういう予定であるか、は(ある程度)重要な話。経理の人とかと相談した結果、一番安上がりで変更できるのは当日に変更してもらう事です。

面白い事にアメリカの航空会社は前日までに航空券を変更すると200ドルの手数料を取るのですが当日変更だと75ドルしか徴収しません。よくよく調べたら24時間前から75ドルが適応される様で木曜日の晩にユナイテッド航空に電話をかける事に。

その夜、家に帰ってから知ったのがシカゴで航空管制施設の放火事件。その段階では二週間程度、復旧にかかるかも、との事で「本当にシカゴに行けるのか?」とちょっと不安…。月曜日になってその話をボスにしたら「まあ、行けなかったらその時はその時だ」との事…。

結局、出張の前日の木曜日の晩にユナイテッド航空に電話をかけて当日変更してもらいました。驚いたのがなんとこのシカゴの放火事件の影響で今週中はシカゴ便は変更料がたまたま無料との事…。乗りたかった始発便もちゃんと取れたし万々歳でした。

さて翌朝は六時の飛行機に間に合わせる為に起きたのはなんと四時前。起きてすぐシャワーを浴びてボスが迎えに来るのを待ちます。程なくやって来たボスに乗せてもらってオマハの空港まで。朝六時なのでまだ暗いです。

Omaha1

今回はいわゆるシカゴ空港、すなわちオヘア空港が最終目的地。もちろん、一泊なので荷物もあってない様な物だけ。一泊分の服とパソコンとその他細々した物ぐらい。会議の会場はダウンタウンにあるイリノイ州立大学シカゴ校(UIC)なのでそこまでは電車で移動です。シカゴは何度か来た事がありますが電車では初めて(これまではいつも車を借りていました)。お上りさんの僕は空港でどこから電車に乗るのかわからずしばらく右往左往してようやく電車に乗る事が出来ました。オヘア空港はシカゴの郊外にあるので結局、ダウンタウンまでは一時間かかってようやく到着。それから州大の中の会場になる建物を探すのにこれまたしばらくかかりましたがなんとか開始時間の九時ちょっと前に到着。やれやれ。

Blueline

面白いな、と思ったのは僕はシカゴはてっきり地下鉄はなくてシカゴの電車は全て高架になっているのだと思っていたのですが空港からダウンタウンへ繋がるブルーラインは市内では地下になっているところが多いという事。正直、知りませんでした。

こういう会議ではいつもの事ですがだんだんとスケジュールに遅れが出て来て昼休みまでにプレゼンが一つ間に合わない状態に。その上で昼休みも若干短くなってしまいましたがそれでも昼は会議に出席していた人たちと近所のスペイン料理店へ入る事に。僕はエビのセビチェとイカスミのパエリアを注文。おいしかったですが量もそれなりだったので午後からが眠くてしかたがありませんでした…。幸い、午後の予定はだんだんとずいぶん先の未来の話なのでそれほど熱心に聞かなくても済んだのでまあそれはそれでよしとしました。

Lunch1
Lunch2
Lunch3

午前中と同じ調子で遅れに遅れたので六時に終わるとは思えなかったのですが強制的に六時に終了。僕は会議が遅くなるであろう、と最初から想定して夕食の予約を少し遅い時間にお寿司屋さんにしてあったのですが一時間半ぐらいあったのでホテルに行ってチェックインする事に。ところがこのホテルが以外と遠く、歩いて三十分以上かかってしまいました。結局、ようやく部屋についた頃にはもう出なければならない時間でそのまま会議場の大学キャンパスでしばらく時間を潰した方がよかったのか?と後で後悔しました。

その上、馴れないシカゴの街中、予約してあったお寿司屋さんまで行くのに少し道に迷ってしまい、結局十五分遅れで到着する事に。もっとも木曜日の晩なので店は全然混んでいなかったのですけど…。後から考えて予約は必要ありませんでした。

その店、入ってすぐにわかったのはどうも日本人の経営ではなさそうだ、という事。まあそれはそれでいいのですけど、そうなるとおいしいのかな?と思ってはいましたがカウンターの目の前にある冷蔵庫の中のネタは新鮮だと見てすぐわかりました。予想に反せず、おいしそうなお寿司が程なく出て来ました。

Sushi

夕食を食べてさてホテルに帰ろう、と思って外に出たら外は小雨が降っていました。シカゴの天気予報では雨だったのでシカゴには傘を持って来ていたのですがホテルに寄った時に傘をホテルの部屋に置いて来てしまったので雨に濡れながらホテルまで帰る事に。それなりに濡れてホテルに戻って来ました。

Hotel1
Hotel2

その夜はそのまま少しホテルの部屋で仕事をして割と早く寝る事に。翌朝は翌朝で早く目が覚めます。あまりに体内時計の性能がいいのも困りものです…。二日目の金曜日も雨。会議は九時開始なので割とゆったりとできます。ホテルから会議場までは歩いて三十分、電車で二十分程度。まあ雨も降っているので電車で行く事に決定。

会議場のUICに行くのにはブルーラインに乗るのが都合がいいのですがブルーラインの駅までは少しダウンタウンを歩く事に。

Downtown

個人的な感想を言えばシカゴの電車の駅はニューヨークやサンフランシスコと比べると見つけにくいな、と思います。またシカゴの電車のシステムはニューヨークやサンフランシスコと比べて整備されていなくてかなり歩く必要性があったりもするな、と思いました。その一方で乗車率がニューヨークやサンフランシスコと比べても低いな、という感想も受けました。朝の八時から九時頃に乗っているのにまだまだ余裕がある上にそもそもつり革があまりなかったり立っていられる部分も少ないのでその辺りも関連しているのかもしれません(乗客の数が少ないからどうしても整備されなくなる)。まあシカゴあたりだと市内だけならまだしも少し郊外に行こうと思ったら車も必要と考えられるのでその影響もあるのだろうな、と思いました。

雨とともに寒冷前線が通過して寒くなる事を見越して二日目に着る様に長袖のシャツを持って来てはいたのですがなぜか会議場の部屋が寒く、上着を持って来なかったのでエラい目に遭いながら二日目の会議に出席しました。

僕は物理学者ではないので正直な所、発表のうちの何割かは理解できません。が、とりあえずどの様な事が今、実験で予定されていてどの様な事を他の人たちが心配しているか、そしてどの様な事が予定されているのかを知るにはいい機会でした。更に名前は知っていても会った事のない人や遠隔会議で話をしたけど実際に会うのは初めての人などもいるので名前と顔を一致させるのにもいい機会でした。

最初は二日目の午後から会議をサボってシカゴの観光にでも行こうか?と思っていたのですが結局、天候の問題などがあったのでサボりませんでした。もっとも会議から抜けたのは結局、終了前の五時頃。会場のUICから空港までは電車で一時間。大空港なので離陸時間の二時間程前には空港に到着していなければならない、と考えたら五時頃までに抜けるのが妥当、と判断をしたからです。

それからまたシカゴの電車に乗って一路空港まで。さすがにみなさんの帰宅時間なので電車はけっこう混雑していました。その上でたまたま座った座席が進行方向と反対向きだった為かそれとも体調が悪かったからなのか途中で若干、乗り物酔いになって空港についた時には気分が悪かったです…。空港に到着して少し右往左往してからセキュリティを抜けてようやくゲートまで到着。

乗り物酔いしたので食欲は今ひとつだったのですが夕食の時間だったので何とか夕食を食べる事に。しばらく見て廻ってから結局、サンドウィッチ屋さんでサンドウィッチを買って食べてなんとかしました。しかしまあわかってはいましたが空港の中の食事はやはり値段が高い…。

オマハへの飛行機をゲートで待っていてふと気がついたのは隣に座っていた東洋人のオジさん二人が日本語で話をしていました。二人ともビジネスマンっぽかったのでおそらく日本から出張で来ているのだと思われますがしかしまあオマハに何をしに来たの?とちょっと不思議でした(面倒くさいから話はしませんでした)。

オマハまでの飛行機はまあそれなりに混んでいましたがそこここに空席が見られました。まあ妥当な所。オマハに到着は予定よりも若干遅れたぐらい。それからボスが空港まで迎えに来てくれていたので家までの帰りの道で会議での報告をして無事終了。実際の所はまあそれほど大して報告すべき事もなかったのですが…。ともあれ無事にオマハに到着しました。わずか二日だけの事だったのですが非日常的な事だったのでずいぶんと長い間留守だった様な気がします。まあたまにはこういう事があってもいいのかな、という気がしますけど…。明けた今日はとりあえずまずは出張経費の清算をしながら職場の雑用をして来ました。

Ter

この清算をしないと出張代が出ませんし(もっとも出張料が出るわけでもなく、食費も全て僕持ちなので移動代と宿泊費ぐらいなのですけど…)。

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