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2015年4月25日 (土)

マカロンに挑戦中

最近、マカロンを家で作っています。僕は元々、料理はするけどお菓子作りはしませんでした。甘いものをそれ程食べたいと基本的に思わないからです。だからどうせ食べるならお菓子ではなくて食事、という考えなのです。それは今でも基本的にはそれ程変わっていません。

では何故か?元々は二月に彼女がネコを安楽死させなければならなかった時に遡ります。その時にまず思ったのは彼女に何かをしてあげたい。最終的にはすぐに食べられる様な物をたくさん作って渡したのですが実はその時に最初に思ったのは「お菓子でも作ってあげられたら」という事だったのです。しかしさすがにこれまでやった事のない事をして成功するとはちょっと思えなかったのでその時は料理に変更。しかしその時からお菓子を作ってみようか?という考えを持ちはじめました。

最初は単純な物から挑戦。チーズケーキを作ったりして家デートの時にデザートにしてみたりもしました。二、三度焼いてみて思ったのはそれ程難しいものではないな、という事。これには幾つか理由が考えられます。まずそもそも初心者なので割と簡単にできるであろうと思われるレシピを厳選していた事。もう一つは僕の本業は化学者であるという事。料理でもそうなのですがお菓子作りになると普通の料理よりも分量を量るという作業が多くなりまた精密さが求められます。化学実験では下手をすれば0.001グラム単位の精度で重さを量るという事をしなければならない(0.01グラム単位は普通)のでお菓子作りで0.1グラム単位の作業をするのが全く苦にならないのです。また焼き加減なども基本的には実験をする時にどのぐらい加熱しなければならないか、などという事をあまり違わないのです。

そういう中、彼女がある時「じゃあいつかマカロンに挑戦してみてよ」と冗談で言いました。実はかなり負けず嫌いなところがある僕はそういう事を言われると「ではやってみようか」と思ってしまうのです。その場では適当な事を言っておきましたがその段階で「よし、やってみよう」と思っていました。そもそもにおいて料理をするのでまあ腕には自信があるしさらに化学者としての観点から「化学者に作れないレシピがあるわけがない」と最初から思っているのでできないわけがないだろう、と思っていました。

まずはどうやって作るのか?を調べる事に。そういう中でたどり着いたのがこのレシピ。材料の数も少ないしそれ程難しくはないそんな感じ…。という事でやってみる事に。その最初の結果がこれ。

Macron1_2

はい、明らかに失敗作ですね。丸くすらなっていません。それでも焦げていながらも一応、ピエらしき物はできています。焦げているのは明らかに温度管理の問題なのでその辺りを少し研究して見て次に作ったのがこちら。

Macron2

これでも若干は焦げていますがピエはちゃんと出ていますし焦げ方も少ないです。しかしいっこうに生地の質は向上していません。やはりどこか明らかに違う所があるな、と実感。やはりマカロナージュのしすぎなのか?という事で幾つかの動画を見て研究する事に。その結果、見つけたのがこちら。

思っていたよりも全然、固めの状態で作業を止めています。なるほどここにそもそもの問題があったか、と納得。そこでもう一度やってみたら今度はこの状態。

Macron3

なかなかうまく行きません。さらに色々とネットで勉強して見て知ったのがどうやらメレンゲが今ひとつらしい、という事。そこでメレンゲも少し調整する事にしてもう一度作ったのがこちら。

Macron4

う〜ん、形は整っているのだけどひび割れてしまった上に今度はピエが出ていません。しかしピエが出ていなくてひび割れているという事はおそらく乾燥不足の可能性があるな、と判断をしました。実はこの四度目の時は雨が降っていたので明らかに乾燥しにくい天気だったのです。でも断面は悪くはありません。

Macaron_cross_section

単純にそれだけが原因なのか?と思ってもう一度、天気のいい乾燥している日にやってみる事にしました。その結果がこちら。

Macron5

ああ、これならばまあそれらしいな、という範囲内。焦げもしませんでしたしピエもまあある。本当はもう少しピエがあった方がいいのでしょうがしかし世の中にはもっとピエがないマカロンを作っている方も多い様なのでこれで一応、成功とする事に。中身はとりあえず今の所は単純にヌテラを挟んでおく事に。いずれは自分でガナッシュやカスタードクリームを作るつもりではいますがとりあえずある物でなんとかする事にします。

その完成品は作った翌日に職場に持って行きました。そのうちの一つを自分で消費して化学の同僚のMH先生に試食に一つ、物理学のJS先生にも試食を一つ。残った二つを彼女の所にまで持って行く事に。その場で食べるのを見なかったMH先生はともかくとしてJS先生も彼女も二人とも「よくできている」と言ってくれました。彼女の方でもまさか冗談半分で言った物を作って来るとは思っていなかっただけにビックリした様でした。

実際、自分で食べてみて思ったのは「とりあえず本物を食べてみよう」と思って先日、高級スーパーで買ったマカロンとあまり食感には違いがない、という事。もちろん、いくら高級スーパーでもスーパーで売られている物は職人が作ったものと比べ物にはならないかと思いますがでも一番身近に入手できるマカロンが一つ2ドルで売っている事を考えると十分な出来のレベルだな、という感想です。

もちろん、まだいくつか課題はあります。まず今の所はプロトタイプなので食紅を使っていない事。まあこれは割と単純にできるはずです。もっと重大なのがもう少しピエを高くする方法を見つける事ともう少し光沢のある仕上がりにしたい、という事。またレシピには20-25個できるとの事ですがなぜか僕の場合はその半分ぐらいの数しかできません。もちろん、その一部は僕の技術の問題でどうしても生地を全部使い切る事ができていないのと僕のマカロンは直径が2センチ以上の大きさになっている事に起因している物とは思われますがもう少し多く作れていてもいいはずです…。またもう少し大量に作ろうと思って単純に量を増やして大丈夫なのか?という心配もありますし…。ともあれもうしばらくはマカロンを夜な夜な焼いてみる事になりそうです。

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