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2015年8月 2日 (日)

出張の最後に(2015年夏)

先日も書いた様に、今週はずっと出張でした。月曜日にオマハを出て金曜日の朝までロングアイランドの国立研究所にいました。今回は元々は十月の学会で発表する事の実証試験がメインだったのですが毎回の様にだんだんとする事が増えて行きました。まずは現地の共同研究者たちとの打ち合わせ。そして六月まで行われていた加速器の衝突実験の終了に伴う反省会に参加。そこから二つ程他にも雑用の様な事が出てきたのに加えて更にはしばらく前から僕がやっている実験制御の新しいシステムの為に機材をいくつかオマハに持って帰って来る、と最終的にはそれなりにする事がありました。

それでも前倒しに作業をして火曜日は夕食後、夜に一度実験場まで戻って十月の学会での発表内容に関わる実証試験を無事終了。水曜日の午前中に衝突実験の反省会に参加。そこから派生してきた仕事を午後に済ませる事に。どちらも無事に終了しました。木曜日の昼前には共同研究者たちと打ち合わせをしてこちらも何とか終了。実は木曜日の午後早くには必要だった事をほぼすべて終了しました。

一日だけ夜になってからまた働くという事をしましたが三日間で無事に終了させる事ができる程度のちょうどいいぐらいの量の仕事でした、今回は。まあ元々、予定を立てた段階で三日ぐらいでなんとかなるであろう、と予測はしていましたがまさにその通りになりました。BNLの方ではCERNと違ってそれほど友人が多くないのでいる時間のほとんどを仕事に費やす事ができます。それもある意味で利点と言えば利点です。

宿泊先は例によって研究所の宿泊施設。ここもまあ、いつもの様にボロい所ではあるのですが少なくとも今回はまあ快適でした。入ってすぐに確認したのは部屋の冷蔵庫。それなりの確率で冷蔵庫が冷えない事があるからです。冷蔵庫がちゃんと冷えたら半自炊の予定でしたが案の定、冷蔵庫は全く冷えない状態。まあ賞味四日にもならない程度なので今回は基本的には外食で済ませる事に。以前にこういう冷蔵庫があっても機能していない部屋に泊まった時は文句を言ったのですが結局、冷蔵庫は故障したままだった経験上、今回は文句も言わない事に。そうしたら水曜日の夕方によく見たら冷蔵庫が新しい物に交換されていました。ちゃんと冷えるのでその晩のうちに二日分の朝食になる様な物と翌日の夕食になる様な物を買いに行ってきました。なんだ交換してくれるなら入居時に教えてくれてもいいのに…。まあ別に驚きはしませんでしたけど。

夏のこの時期にBNLに行くともう一つの「問題」は夏のインターンの学生が沢山いる事。それはそれでまあいいのですが彼らは若いので遅くまで宿舎で騒いている、という事がよくあります。前回も前々回も夏に来た時はそれで悩まされるという事があったのですが今回はそもそも与えられた部屋が宿舎のロビーから一番遠い所にあった事もあってか全く問題はなし。そもそもそれほど学生たちがいないのでは?と思うぐらい全般的に静かでした(が宿舎の駐車場に停められていた車の数から判断するにそれなりに人がいたはず…。最近の学生たちは静かなのでしょうか?)。まあ快適な分には文句もありません。

それでも数日は外食をしました。まあ行くとしたらある程度は行く先も決まっています。まずはシーフードのお店へ。

Seafood

こちらはまあ定番のポート・ジェファソンという街にあるお店です。行った時はたまたまレジが瞬電でリブートされた直後。すぐには対応してくれませんでした。暗算ができないアメリカ人が多いのでレジが使えないとどうにもならない、というのはよくある話です。まあレジが使えないとカード支払いができないのでどのみち買えないという話もあるのですが…。

翌日の水曜日はロングアイランドで一番おいしい日本食レストランへ。

Sushi

この数年は毎回、必ず行く様にしています。前回行った時(一年ちょっと前ですね)は少し遅い時間に知り合いと食べに行ったらエラく混んでいたので今回は早い時間に行く事に。五時開店なので五時半ぐらいに到着する様に行ったら基本的にはがら空きでした。個人的に僕が行った店ではアメリカで一番お寿司のおいしいお店の一つだと思います。まあ海の近くだからネタがおいしいのは当たり前と言えば当たり前なのですが…。今回は最後に女将さんが抹茶アイスクリームをサービスしてくれました。暑かったのでうれしかったです。

Ice_cream

さて金曜日は朝にCERNと繋いでミーティングがあったのでそちらに参加してからニューアーク空港まで直行する事に。飛行機の時間は五時四十五分なので理論的には四時頃までに到着していればいいわけですがニューアークからBNLまで三時間以上かかった事を考慮すると四時到着になると一時にはBNLをでなければなりません。逆に言えばそれまでに出ればいつでもいいのですがその段階でそれほど用事も残っていなかったし場所的にニューヨークを通過する事になるので早く出ても特に損はありません。そう考慮してBNLを出たのは十時過ぎぐらい。

来るのにはニューアークを出てすぐにちょっと道を間違えたのでマンハッタン経由になりましたがスタントン・アイランドを通過した方がどう考えても楽です。来る時の失敗はニューアークからBNLまでiPhoneのマップアプリで案内させたらスタントン・アイランド経由に指定したにもかかわらず道を間違えた段階で計算しなおされた時にアプリがマンハッタン経由の道に切り替えられた事によります。今回、そういう事になっては困るのでまずはスタントン・アイランドの適当な場所を選んでそこまで行く道順を表示させる事に。そうすれば嫌でもスタントン・アイランドに行く事になるからです。その場所の近くまで到着したらその近辺で車にガソリンを入れて満タンにしてからニューアーク空港までの道順を指定すればいいだろう、と判断をしました。

結果的にこれは大成功したのですがしかしまあ時間のかかった事。結局、BNLからニューアークまで三時間弱かかりました。途中で何度か工事などによる交通規制などで渋滞があったからなのですが田舎に住んで運転をしているとやはり都会の知らない道で運転するのには気をつかいます。エラく疲れてしまいました、全く。途中の料金所で少し恐い目にも遭いましたし…。まあそれでも行きにマンハッタンではもっと恐い目に遭いましたからそれよりもずいぶんとましなのですが…。まあ次にニューアーク経由でBNLに行く事があったら次はロングアイランドのロンコンコマ駅まで鉄道に乗ってそこから車で行きます。ラガーディア空港からならまだしもニューアークから運転は次はありえませんね、今後は…。

さて空港に到着したのは一時頃。一応、チェックインは前日の晩にオンラインでしているのですが荷物を預ける為にサウスウェスト航空のカウンターまで向かいます。ところがサウスウェスト航空は四時間以上前に荷物を預ける事ができないので列について待った後で門前払いの形に。一応、交渉してみましたが「四時間前になるまで待って下さい」の一点張り。やれやれ。

まあそれほど長い間待たなくてもいい程度の時間だったのでまずは昼食を食べる事に。時間も余っていたので今回はあえて空港のファーストフードではなく空港のレストランに入る事に。レストランの方が時間を潰すのには都合がいいであろう、と判断をしたのです。そこで食べたのがこちら。

Lunch

空港のレストランであるという事を考慮したらまあまあ。ちょっと高めなのはまあどうしようもないですね、場所が場所だったので。それでもちょうどいい具合に時間を潰す事ができました。

それから荷物を預けて身軽になってからゲートまで向かいます。もっともゲートまで行ってもする事も無く三時間程、辺りをウロウロしただけなのですが…。空港に早く着きすぎるとこうなるのですね。しかしその反面、空港でぼんやりと他の便で別の所に行く人たちを見ていたらゲートが閉じられる直前の最後の最後までゲートまで来ていた人たちがたくさんいました。中には乗り遅れた人たちも若干いる様で、どの人も「渋滞が予想以上に悪くて空港に来るまで時間がかかった」と言って居ました。そう考えると確実なのは早く来る事ですからね。まして今回はどのぐらい時間がかかるのかがよくわかっていませんでしたから…。

さてニューアークからまずはセント・ルイスまでです。この飛行機はほぼ満席。最近はそういうパターンが多いですから別にそれほど驚く事でもありません。ちょっと困ったのが隣に座っていたお兄ちゃんが大股開きで座って僕の席の方まで膝を出してきた事…。しかも寝ていてだんだんとそうなるのですから始末におえない話です。その上で貧乏ゆすりもしていましたし…。まあそのうちなんとかなりましたけど。もうちょっと落ち着いた乗り方ができないのか?とちょっと不思議。

セント・ルイスには無事到着。そこで夕食を食べてオマハ行きの飛行機を待ちます。その間にメールをチェックして先週だかに提出した十月にオーストラリアである学会の補助金が500ドル分、大学の研究支援のオフィスから出る事になったと知ります。まあ友人が管理している補助金なので「多分なんとかなる」との話でしたがそれでも500ドルの補助金はうれしいです。他にもセント・ルイスでいくつかメールの返信をしておきます。以前は移動日には何もできなかった物ですが便利になったのかそれとも移動日に仕事をする事になってしまう様になったのか…。同時にその間に家の空調を入れて家の温度を下げておきます。ネット接続されている冷暖房だとこういう時に便利ですね。遠隔操作で何でもできますから。

オマハ行きの飛行機は乗客率が三分の二程度。したがってかなり空いた便でした。最近では珍しい話ですね。クルーの方でも早くオマハに到着したかったのかなんと十五分程度早く飛行機のドアを閉めてしまったぐらい。サウスウェスト航空では時々ある事ですがクルーがかなり冗談好きで冗談交じりの機内放送ばかりでした…。最近は飛行機のルートの変更など(以前はオマハからシカゴ経由でロングアイランドの空港まで飛べたから便利だったのですが最近はそれができなくなった)であまりサウスウェスト航空に乗っていませんでしたが少し懐かしい話です。今回サウスウェストにしたのは出張の日程を変える可能性があったから(サウスウェスト航空は日程の変更に伴う料金は差額のみで手数料や罰金がないのです)。まあ最終的には変更をしなかったのですけど…。

セント・ルイスを出たのが早かったのでオマハ到着も当然の様に早かったです。ボスが迎えに来るはずだったのですがゲートにはいないので荷物をまず回収する事に。回収してからもまだボスの姿が見えません。しかたがないから外に出て待つ事に。外に出た段階でメールを送ったらしばらくしてから「今行く」との返信。ところが十分以上経っても来ません。おかしいなあ、と思いながら結局、三十分以上してからようやく来ました。時間がかかっている段階でこれは何らかの理由で僕がメールを送った段階でまだ自宅にいたのだろうな、と思ったらやはりその様でした…。まあオマハの空港だと何とかなるのですけどね(以前、一度だけ迎えが忘れてどうにもならなくてどうしようか?でも結局何とかなった)。

最後の最後で少し時間がかかる事になりましたが無事に家に戻ったのが夜の十二時半ぐらい。それからその夜は荷物も片付けずそのままベッドに直行。翌朝は起きてからまず荷物を開いて洗濯をしてそれからようやく出張の片付けです。午後には少しだけ職場に出張に持って行った物や持って帰ってきた物を職場に置いてきて少しだけ職場の状態の確認です。一週間だけとは言えども留守の間にいろいろある事があるので確認などです。明日(日曜日)は少し仕事に行く予定です。ともあれオマハに戻れてやっぱりほっとしました。田舎と言われても僕にはこのぐらいがちょうどいいな、と今さらながら思うそういう出張でした。

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