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2016年3月20日 (日)

出張(2016年3月 その2)

* 一週間遅れでこの記事は書いています。

今回の出張の最大の理由はポスドクのC君からA君への切り替えの補助と学生の面倒をみる事でした。で、成功したのか?となります。結論から言えば大成功と言えるかと思います。A君に教えられる事をすべて教えてさらに学生のS君も予定していた事をほぼすべて終了。またA君はBNLに駐留しながらもCERNの実験の仕事をするのでそちらの方も同時に教えるという事も土曜日にしてともあれ無事に出張の項目をすべて終了させる事ができました。

もちろん、出張に行ってすべての事が順調に進むわけでもありません。BNLに到着してからその日はすぐに就寝。翌日の日曜日の午後にまずA君をJFK空港まで迎えに行き、その足ですぐにLGA空港に向かって今度は学生のS君とM君を回収します。たまたま到着時間がちょうどいいぐらいずれていたからできた芸当です。それから一路、BNLへ帰還します。

月曜日は朝一番でまずはBNLにやってきたという登録をしてそれから実験場へ向かいます。それから仕事。夕方にボスを駅まで迎えに行ってそれから少し仕事をしてその日は近所で夕食を食べて宿舎へ帰還。火曜日からは毎日、みっちりと仕事です。

出張期間に一番の問題があったのは金曜日の午後の話。昼食後、実験場に戻ってきたら検出器の制御に使われている組み込みコンピューターを再起動させたら再起動できないとの事。しばらく右往左往してからどうもこれは制御系統に問題があるのではなくコンピューターのセキュリティの設定の問題らしい、とそのうちに判明。幸い、STAR実験のコンピューターのエキスパートが手近にいたので事情を説明したら割と簡単に復旧。その後、一時間程してから再び同じ問題が発生して根本的に直さなければならない、との事。その旨を翌日のミーティングで報告する事を約束してその場は何とか解決。それでも一時間以上は実験が停止したので申し訳ない、と思ったのですが後で「もっと何時間も停止すると思っていた」とシフトリーダーから教えてもらってちょっとホッとしました。

土曜日の昼前にその報告などを兼ねて実験場に行っていたら同じ組み込みコンピューターがまた再起動しないとの事…。今回は症状が違うという事で見てみたら前日よりももっと早い段階で再起動できなくなっていました。これは再起動ではなく電源を完全に一度落としてからまた電源を入れる必要があるな、と思ったら電源を落とす事ができません。電源の制御ができなくなっていたのです。電源はすべてフィールドバスで繋がっているのでそのコントローラーを再起動する必要性があるな、と判断をしてコントローラーを再起動。それが終了してからようやく電源を落としてまた立ち上げてようやく復旧しました。こちらはたまに起こる想定内の事だったので無事解決です。

後は夜中に緊急呼び出しもなかったしまあよかったなあ、と思います。僕は制御のエキスパートとして現地にいた事は期間としてはそれほど長くはありませんが何年も関わっているのでだいたいの見当はつきます。だから土曜日の問題は見た時に「ああ、こういう事か」と見当がついたのですぐに解決させる事ができました。こればかりは経験なのでどうしようもない事ではあります…。

その夜は行きつけの日本食レストランへポスドクのA君を連れてお寿司を食べに行ってきました。A君は「ちゃんとしたお寿司を食べるのは初めて」との事。貧乏学生だった時代が長いからそもそも外食をしないので、との事です。

その後でふと思ってオマハまで帰る飛行機の座席を確認する事に。最近は大学の政治的な事情で自分で航空券を買う事ができず、旅行会社を通して買わなければならないのですが「窓際にして下さい」と指定しても何故か通路側になっている事が多いので確認をしておきます。当然、航空券を買ったすぐにチェックをして変更できるならば変更するのですが帰りの便だけは満席で変更ができなくなっていたのです。が、何故か空いている窓際の席があったので空いているうちに変更しておきました。直前だと意外にできる物なのだなあ、と思いました。

最終日の日曜日は午前中に少しだけ実験場に行って仕事をして午後は宿舎付近をぶらぶらとする怠惰な日曜日でした。飛行機がLGA空港から夜の九時なのでBNL出発も四時過ぎで余裕。結局、四時半に出発しました。

LGAまでは途中で渋滞があったりして到着したのは六時過ぎ。まあまあの時間です。セキュリティを通過してからまずは夕食。散々考えた末に結局、少しはいいものを食べたいと思ったので空港のレストランに入りました。最近は若い頃と違って少し良い物を食べられる時に食べよう、と思うようになってきたので時々、そういう事をします。メニューを見たら前菜にエスカルゴに鴨のコンフィがあったのでそちらを注文。安くはなかったですが美味しかったです。

オマハまでの飛行機は満席。満席どころかオーバーブッキングされていて「千ドルで明日の飛行機にする人」の斡旋をしていました。一瞬、僕もやろうかな?と思ったのですが仕事に行かないわけにはいかないので(まあ何とかなるといえばなるのですけど)やめておきました。これが土曜日の夜の便だったらきっとやっていたなあ、とは思いましたけど…。

今回はオマハまでの直通だったので乗り換えもなく楽といえば楽でした。飛行機が小さいので手荷物が入るのか?と思いましたが問題なく頭上の荷物入れに入りました。ある程度は早いもの勝ちですけどね、当然の様に。今回は荷物を減らせるだけ減らしたので預けずに手荷物だけ。そういう意味でも乗り換えがないのは楽といえば楽でした。

さてオマハには定刻に到着しました。今回は飛行機の時間の関係から僕の飛行機の三十分後にシカゴからオマハに到着するはずのボスが家まで送ってくれるはず予定になっていたのですがシカゴで飛行機の乗り換え時間が短いから別の誰かに僕を家まで送ってくれるとかどうとかいう話でした。オマハに到着するまでどうなったのか全くわからない状態でした。到着してみたら無事にシカゴーオマハ便に乗れそうとの事。しかし予定外の事態で手荷物を預ける事になったとの話。

結局、ボスの飛行機は予定通りに到着したのですがその後、預けた荷物が出てくるのに四十分以上待つ事になりそれから車を回収してだったので家に帰ったのは午前一時過ぎ。それから必要最低限の事をしてから寝て通常時間に起きたら結局寝たのはたったの三時間。翌日は眠くて辛い一日でした。その後も結局、寝不足が解消するのに一週間ぐらいかかった様な気がします。それでもともあれ無事にオマハに帰還です。

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