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2017年12月

2017年12月20日 (水)

ジュネーブから金沢へ

先々週ぐらいに自分の仕事を終わらせてしまったのでこの二週間程はそれほど忙しくないそういうちょっとゆったりとした日々でした。そうゆう中、遂に年末近くになり、年末年始の帰国の日になりました。

アパート引っ越しの時にも書きましたが、最後の数日はCERNの宿舎でした。荷物のほとんどはオフィスだったのでオフィスが基地となってでしたけどね。

相変わらず起きるのが早いので出発当日も早い時間のバスに乗って空港に向かいました。遅いよりも早いにこしたことはないですから。

今回の帰国はまだ転職が決まる前、十月頃に決めました。ポーランドの航空会社ですがとにかく安い。ジュネーブ成田の往復で何と、6万5千円。どうしてこんなに安いの?と思うぐらいです。しかもワルシャワー成田の飛行機はボーイング787と最新鋭。乗り換えがワルシャワとちょっと変わった所ですがその値段なら、と購入しました。

相変わらず荷物が少ない僕。スーツケースを持っていないのでダッフルバック二つです。

Img_0284
大きな方には木箱に入ったスイスワインが一本にチョコレートにフォンデュ陽のチーズ。小さな方にはフォンデュの鍋がダンボール箱と緩衝材とともに入っています。フォンデュ鍋の中にはクリスマス用のオーナメントまで入れてあります。そう、今回はお土産を用意してあるのです。アメリカ、それもオマハではなく今回はジュネーブからなのでお土産として喜ばれる物があるのですね。

最初は大きなのだけを預けるつもりだったのですが、なんと、2つまでは無料なので結局、空港でどちらも預けて今回は本当に身軽にしました。どちらにも割れ物が入っていますが多分、大丈夫だろうと信じて、です。

さて、ジュネーブからワルシャワまでの飛行機はガラガラ。

Flight
離陸直後にはちょうどCERNの僕のオフィスの真上あたりを通過して行きました。そうか真上を時々通過する飛行機の一つなんだな、と認識しました。

Cern
日本との時差を考えると寝ておいた方が明らかに有利なので半分以上は寝てました。

ワルシャワでは出国管理のお姉さんにちょっと尋問されました。シェンゲン地域に最後に入ったのが随分前なので「どういう事?」と思われたのですがスイスカードを見せたらすぐに通してくれました。

お姉さん曰く、「シェンゲン地域に入ったのは随分前にポルトガルなんだけど?」おかしいなあ?と思って後でパスポート見たらいえいえ、最後は五月にパリのドゴールでしょう?まったく何を見てるの?ですが向こうは役人ですししかも通過した後なので文句も言えません。しかしまあ出ていく分には関係なくないかい?と思うのですけどね?

ワルシャワから成田の飛行機もかなり空いていました。すぐ隣は空席。通路側にツアーでやって来ていた感じの日本人の女の方。日本人はほとんどみんなツアーだったみたいです。

さて、成田に到着したのは予定よりも少し遅れた時間でした。その上で荷物の出てくるのが遅い事!おかげでようやく通関した時には思っていた成田エクスプレスには乗れず、もう一本後のに乗る事に。それによって自動的に金沢に戻るのも思っていたよりも一時間遅くなり金沢に着いたのは午後四時半。やはり金沢は成田からはまだまだ遠いなあ、と実感しました。

2017年12月16日 (土)

アパートから宿舎へ

事の発端は11月に実験の会議があった時にボスが来ていた時に遡ります。その時にボスと話をしました。同僚のポスドク君が仕事をしていない、と言う事で。全くしていないわけではないですがしかし夜の八時ぐらいにオフィスに向い、でも午前一時に閉店の近所のパブで目撃されていて僕が起きる早朝に起きている形跡がなければそれは「仕事をしてない」と判断されても文句は言えません。

夜にオフィスに来ているので誰とも会わないのが普通。しかしCERNに来てるのって人と共同作業ができるというのが一番大きな理由。従ってその意味がないのです。それどころか当然の様に朝、起きる事ができないので朝の講習会を寝過ごしてしまうと言う事もしていますし、検出器にアクセスがある時もちゃんと時間通りに来なかったりする事も当たり前に。

そもそもが時間にちゃんとしている方ですらなく、30分に一本しかないバスを三本続けて乗りそこねると言う芸当を何度もしています。いったいどうやったらそんな事が可能なのかサッパリ僕にはわかりません…。時間の流れ方が違う、としか表現ができません、こうなると。

さて、ボスと話をして結局、アメリカポスドク君をに引き戻す事に。アメリカで大学で勤務なら少なくとも昼ぐらいまでには来ていないと、となるしCERNとつないでのミーティングはアメリカからだと基本的に朝の時間になるからです。他にもアメリカに戻ったら出費が少なくなるはずですから給料を右から左に使う事はなくなるであろう、と思われます。

結果的にポスドク君、12月でアパートを解約する事に。その関係で一緒に住んでいた僕も最後の数日はCERNの宿舎でした。僕は元々そうしようか?とは思っていましたしね。一月はそうしようと思っていましたし。

その前に時間がある時に夏服とか絶対にしばらくは必要のない物をオフィスに持ってきておきました。一月になったらフランスまで送ればいいからです。それほど物が多くなくてもそれなりの物がありますからね。

それと同時にアパートも少しずつ片付けです。まずは時間があった時にキッチンの床掃除から。アパートは全体がタイル貼りでしたが土足で歩き回る上にあまりキレイではないポスドク君が二年住んだらタイルとタイルの間の部分が何とまっ黒になっていました…。それをスポンジと洗剤でゴシゴシやってみたらそのうちキレイになりました。

定期的にキッチンやリビングを箒で掃いてはいましたが何か小汚いのですね…。床はザラザラかベトベトでしたし。おかげで住み始めてすぐに靴下はどれも裏がまっ黒になりました…。掃除をすると言う気はポスドク君にはほぼなくて、だったのですよ…。最終的には僕がアパートの僕の部屋、バスルーム、入り口にキッチンを掃除してポスドク君が彼の部屋にリビングの掃除で合意しました。

アパートにはモップもあったのですがこれが使えないモップだったので結局、僕がジュネーブから使い捨てのパッドを使うモップを買ってきました。まずは箒で掃いてそれからドライモップでキレイにしてからウェットモップでもっと、という具合です。

日曜日から宿舎を押さえてあったので土曜日の午後から僕は掃除です。それまでには殆ど全部の持ち物をオフィスに運んでありましたし。最後の一週間になったらホントにその一週間分の服があれば何とかなりますからね。大きな荷物を持ってバスに乗り込むのも迷惑な話ですから小分けして数日かけて運んだのです。

キッチンはそれでも今ひとつキレイにならなかったので最後はまたスポンジと洗剤でゴシゴシ。ようやくキレイになりました。その結果、最後の夜までだけはアパートの床がキレイでサラサラでした。本当はそれが当たり前の状態のはずなのですけどね…。

しかしポスドク君、なんと土曜日の午後になってようやく必要ない物を捨て始めました。その上、夜になったらダウンタウンのスタバに出かける始末…。ええ?!どうして?!と僕から見たら理解不能です…。そういうポスドク君を放っておいて日曜日の朝、最後の部分を掃除して朝のうちにオフィスに移動。午後には宿舎にチェックイン。

結局、ポスドク君は何と前日の夜と言うか真夜中を過ぎて午前に入ってようやく何とか掃除が終わったみたいです…。二月から一緒に住んでてわかった事はとにかくどうしたらここまで先々を考えないで生活ができるの?と言う事。別に引っ越すのが急に決まったわけでもないのに先延ばし先延ばしして最後の最後でですから…。しかもその間、一生懸命終わらせるわけでもなく遊びに行ったりしていましたし…。そんな暇があったら片付け何とかしないかなあ?と不思議でなりません…。

僕はそれを先に見越してさっさと片付けたのに…。しかも何だかオフィスに色んな物が散乱してて…。本人曰く、「来年、シフトとかしに一回ぐらいはくるからその時に対処する」って…。そんなに上手く行くかな?とちょっと懐疑的です…。

ともあれ最後の方は一緒に住むのがかなりのストレスになりつつあったのでそれからようやく開放された気分です。二月からはまた一人暮らしですからようやく何だか平穏な生活が取り戻せるかな、と思ってます。

2017年12月11日 (月)

モントルーのクリスマスマーケット

ジュネーブのクリスマスは地味です。宗教革命の時代にカルヴァンの本拠地となったジュネーブはカルヴァンの教えの影響で質素で倹約が未だに生活に結びついているのでジュネーブのクリスマスは本当に地味です。一応、駅の方にマーケットのようなものがないわけではないのですが少しお店がある、という程度なのです。

しかしやはりヨーロッパのクリスマスと言うとクリスマスマーケットを考えてしまいます。ドイツのクリスマスマーケットは有名ですが実はスイスでも行く所に行けばちゃんと盛り上がっています。当たり前にドイツ語圏が多いですが、それでも以前、2009年のクリスマス頃にCERNにいた時にはクリスマスにはどこにも行かなかったのでその時に一度、スイスのフランス語圏では一番大きなモントルークリスマスマーケットまで行ってきました。そういう話を日本人の学生の子たちとしていたら行きたい、というので先日、モントルーのクリスマスマーケットまで行く事にしました。

調べてみたらなんと、この時期にはモントルー近くのシヨン城でもクリスマスマーケットに合わせたイベントとして中世の格好をした人たちがボランティア(なのか?)でいるとの事。シヨン城は僕は前にも行っていますがそういう事をしている時期には行った事がないし学生たちは誰も行った事がないのでではシヨン城にまず行ってそれから、という事に。

行くのはまあ当然の様に週末。週末でもどの日に行くか?という事もありましたが結局、お店がどこも閉まっていてすることがそもそもあまりない日曜日に行く事にしました。クリスマスマーケットもシヨン城も日曜日でもちゃんと営業していますがジュネーブの街は基本的にはどこも開いていませんからね。

色々と調べて結局、3日の昼過ぎにCERNを出て一路、モントルーまで。モントルーでバスに乗り換えてまずはシヨン城へ。

Chillon1

僕は以前、二度ぐらい来た事があるのですが最初に来た時にどうやって誰と来たのかさっぱり記憶にないです…。二度目に来たのは2011年の1月。その時期にはもう中世の服装をした人たちが、という事はなかったです。

Chillon2

中世のイベントが行われていたので城内はかなり人が来ていました。まあ日曜日で他に何もする事がないのもあったのかもしれません。

Chillon3
Chillon4
Chillon5

さてシヨン城を後にしてバスに揺られて十分ほどでモントルーに戻ります。行く数日前に雪が降った事もありこの日も夜は寒かったのでまずはヴァン・ショー、ホットワインから。とりあえず身体を温めます。

Vinchaud
それから次に夕食。幸い、マーケットでは食べるところも沢山です。食べたところで次はお店を見てまわります。

Market_map

マーケットは湖畔にあります。だから湖畔ではこのように何やら光るものが浮かんでいました。

Lake

そしてほど近くにはフレディ・マーキュリーの銅像が。

Mercury

他にもクリスマス用にあちこちで雪だるまとかがいたりホテルにもいろんなものが投影されていたりしていました。

Snowman
Hotel
マーケットはこんな感じです。

Market1
Candy1
Candy2

マーケットでの任務は「クリスマス用のオーナメントを買って来る事」なので色々と探してみました。そこで見たのがこのお店。

Glass

もともとガラス細工を少しできるので興味もあり、小さいのをいくつかこのお店で購入。全部、手作りだとか。他にも別のお店でセットのオーナメントを購入。全てなんとか無事に金沢まで持ち帰らないといけませんがそれはまた別のお話。

学生たちも楽しんでくれて寒いながらも楽しい日曜日でした。

2017年12月 3日 (日)

エスプレッソマシーン

コーヒーが大好きです。特に以前、2009年にCERNに来てからはエスプレッソが大好き。いや、もともとエスプレッソが好きでしたがこの辺りでは一般にcafeと言えばエスプレッソが標準なので飲む機会も自動的に増えます。そのあたりの話は随分と前に書いています。

もちろん、今回もヨーロッパに来る時になってHandpressoを持って来ました。ただ初代のはやはり古くなってきたのかあまり圧力を保持しなくてたいへんだしESEしか使えないので二年ほど前に新しいのを買いました。今回はESEでも使えるし粉も詰められる現行の物。やってきた時にすぐに使える様にある程度の数のESEポッドを持って来ました。

その後、ひと月ほどはスーパーで買った普通の粉を自分で詰めていたのですがそれからしばらくしてESEポッドが売っていないのかを調べたら何と、CERNからそれほど遠くないCafés Trotettというお店で自家製のESEがあることを知ってある日、買いに言ってみました。驚いた事にそのコーヒーがこれまで使っていたLavazzaのESEよりも美味しい!それ以来、ずっとスイスではTrotettのコーヒーを使っています。

さてそうこうしているうちにアメリカに戻らない事を決意した僕。ある日、ふと「ヨーロッパに転職したら新しいエスプレッソマシーンを買おう」と決めました。どうしてか?何の事はない、ある時、Trotettに行った時に見たこれが欲しくなったのですよ。

で、調べてみたらアメリカにも日本にもあるメーカー。でもアメリカで売ってるのとモデル名が違う…。よく調べたら電圧が合わないのでヨーロッパで買ったらアメリカでは使えません。まあそれならどうせ転職すると思うから転職が決まったら買おうか、と決めたのです。それが夏頃の話。

それから紆余曲折を経て先日、ようやく行って来ました、Trotettへ買いに。面白い事にTrotettってまあこのあたりではそこそこ知れてるコーヒーの問屋さんなんですが明らかにコーヒーメーカーは片手間に売ってる感があります。出荷場みたいな所の隅っこに小さなお店があるだけですから。所が何故かこの小さなお店で買うのがどこで買うよりも安いのです。フランスでは同じ物がスイスの家電量販店で同じ数字で、でもユーロで売られているみたいです。ここはスイスの量販店で買うよりも少し安い。どうしてそうなるのかサッパリわかりませんが近場に安いお店があるのでそこで買ってきました!

本当は黒いのが欲しかったのですが黒が品切れだったので白いのになりました。買った時にコーヒー豆もサービスで二パック付けてくれました。全自動モデルなのでコーヒーの豆と水さえ入れておけばあとはボタン一つでコーヒーができます。ヨーロッパではネスプレッソが大人気なのですがゴミが増えるし飲めるコーヒーも自分の好きなのを使えるそういうのが欲しかったのです。それにヨーロッパで仕事という事は自動的に給料が上がるという事で…。

せっかく買ってきたからには使いたい。で、家に持って帰る事も考えましたがでもよく考えたら家でよりも職場での方がコーヒーをよく飲む。だから引っ越すまでの限定でオフィスに一時的に設置しました。もちろん、箱もちゃんととってあるので来年早々に引っ越す時にはこれも一緒に南仏に行きます。

さてお店の人に勧められてコーヒーは二パック貰ってきました。本当は毎朝飲んでいるのと同じ豆になるEccellenza Espressoにしようか?と思ったのですがお店の人に勧められたのがこちら。結局、250グラムを一つづつ貰ってきました。

さてオフィスに持ってきてとりあえず設置です。水はこのあたりの水はかなり堅い水なのでその辺りを若干、考慮して一応、浄水器を通している水を使ってはいますがこれもおそらくそれほど違いがないのだろうなあ、と思われます…。まあそのあたりも考えてあってちゃんと水タンクにもJuraはフィルターがついていたりします。それでもたまにはカルシウム除去の為の薬品を使えという事が書いてありました。

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設定しながらわかったのは実は何と、コンセントの形がスイス式だという事。フランスのコンセントと微妙に違います。が、スイスとフランスの国境地帯に住んでいるのでそのあたりは準備万端。アダプターがあるので単純にそれを南仏では使う予定です。オフィスではもちろん、スイスなので問題はないですしね。

さて、お店に勧められて買ってみたコーヒーの豆なのですがこれが何となく渋い。僕はあまり渋いコーヒーは好きではないのでこの豆を買う事はもうないだろうなあ、と思いました。その後でいつも使っている豆と同じ物に切り替えたらやはり美味しい、と思いました。渋さもなく苦味があってクレマも沢山でて、と。やはりいつもの豆が一番ですね。

そうなると困るのが今度、南仏でどうしようか?なんですよね…。やっぱりもう一度、お店に行ってもっと好きな豆をいくつか買ってから行くのがいいのかなあ?しかし無くなったら後はどうすればいいのかな?それとも頼めばフランスにも送ってくれるのだろうか??悩ましい所です…。

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